先日時間がポッカリ空いたので、上映時間のタイミングがうまく合った映画「ドリーム」を観てきました。
この映画のことは全く知らなかったんですけど、これが思いがけず良かった。
1960年。
人類の宇宙への第一歩となった「マーキュリー計画」。その大プロジェクトを支えたのは名もない黒人女性たちの知られざる存在があった・・・という、黒人差別のあったこの時代に、圧倒的不利な立場だった”黒人女性”が、逆境にめげず、自分たちの夢に向かってひたむきに仕事や人生に取り組んで、NASAの有人宇宙飛行計画に多大な貢献をし、新しい時代の扉を開いた実話です。
人種差別に男女差別、コーヒーポットからトイレまで、「白人用」と「有色人種用」に分けられているあたり、現代の感覚からは想像がつきにくいんですけど、反発するでもなく、ふて腐れるでもなく、その状況を受け容れながら、ウィットに富んだ皮肉や説得力のある発言でその場を乗り切る、頭の良さと大人っぷりがカッコいいんです。
これ観た、勇気と元気をもらった!という男性が、周りに結構多かったのは意外でした。
言っても日本はまだまだ男性社会、そんな話を、知人の年配女性としたばかりだったので、「勇気と元気て・・・男性なのに?」と思ってしまった私もまた、男性に偏見を持っているということなのかもしれないですね、はい。
チャンスを掴む、こうというと月並みな言葉になってしまうんですけど、チャンスを掴む人は掴むべくして行動をしているということを実感しますね。やることをやらずに、引き寄せも何もあったものじゃないのよ。
2017年の私の目標は、「動く」「動きをつける」ことだったので、頭と同じくらい足は使えていたのか?という、少し早い今年のふり返りもできました。
ドリーム、おすすめです。