date | 2017.4.7
西垣ヒデキ&越川洋平『ヨーロッパ最新トレンド&活用術セミナー2017』レポートです。

Houzz

◆『リフォーム&リノベ―ション インテリアコーディネーター名鑑 2017』へ掲載していただきました。
◆『リージェンシーにモダンと毒を』 世界にひとつの自分らしい家づくりを応援するWEBマガジン・イエマガ「海外ドラマの間取りとインテリア」へ執筆させていただきました。
◆ただいま、リフォーム・リノベーション・新築内装プランの新規ご依頼は、3件お受けできます。※随時更新※


 

すでに各地で開催されている、西垣ヒデキさんと越川洋平さんによる話題のセミナー、ようやく大阪へ順番が回ってきました。
最前列かぶりつきで拝聴しましたが、濃く凝縮された内容を分かりやすく展開してまとめることが難しいのと、多くの方が情報をシェアなさっているのとで、トレンドについてはレポートを割愛して、終盤の、ヒデキさんのお話(の一部)をご紹介しましょう。

ニューヨーク・5thアベニューには、ユニクロやH&M、ZARAといったファストファション店が軒を連ねていて、もう高級さが感じられなくなった。日本のインテリアも、今そうなんじゃないかと思う。
ロールスクリーンを、ネットで買うよりヒデキから買う方が、値段はちょっと高い。みんな(私たち)から買っても、きっとちょっと高い。その高さは何かというと、専門知識や経験値といった付加価値で、それを求めるからこそ、お客さんは僕たちから、ちょっと高いロールスクリーンを買う。だから「商品見てもらえれば分かります」なんてやってたらダメで、付加価値は見せていく。これをひとりでやるんじゃなくて、みんなでやる。今(インテリア)業界は元気がないと思う。みんなでやっていかないと。ちょっとセンスのいい素人さんに取られてたらダメ。

みんなでやるというのは、手をつないで同じことをやるという意味ではなくて、自分たちの付加価値をきちんと見せて、きちんと利益を上げていく、ということかなと思います。
たとえばプロのデザイン料やコーディネート料が、タダなんてことは本来ありえないでしょう?
でも、実質タダで提供している(またはせざるを得ない)人は実際にいて、個人としては、別で回収できるからいい、ということであったとしても、”付加価値”の意味を考えたとき、業界としては全然良くないわけですよね。私たちの付加価値は、私たちがある程度同じ意識をもって高めていかないと、個人レベルで頑張っても、それは確かに難しいのかもしれない。そんなふうに思います。業界が元気をなくしているのは、価格勝負に疲弊しているからだろうとも。

コーヒーを飲みたくてティールームやティーラウンジに行くのは、お店のしつらえとか、空気とか、店員さんのサービスとか、セルフ型のカフェでは絶対得ることのできないクオリティの提供に期待をするからであって、セルフ型の倍かそれ以上するコーヒー代には、そのお店のホスピタリティが含まれていることを分かってお金を払いますね。高い!ドトールは〇〇円だぞと言っちゃう人はあまりいないと思うのですけど、場所がティールームから現場へ移ると、なぜかわんさと出てきます。
単純な価格勝負になると、私たちはつらい。手のひらを返したようなセルフ型カフェ対応もできず、かといってコーヒーを水にすり替えることもできず、正当な対価と利益を得ることができないのでつらいのですけど、ため息をついて終わるのか、付加価値を見せていたかなと振り返るのかで、その先は少し変わりそうです。

ということで、トレンドセミナーのレポートらしくはないのですけど、キーワードのひとつ「ホスピテリティ」を早速使ってみました。

内なる自己の探求。内面へ向かって本質をえぐり、自分が何たるかを知る。知った上で外へ向かう。
これもヒデキさんが何度となく繰り返されていた言葉で、とても印象に残ったので書きとめておきます。

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