ずいぶん前のことになるが、2025年の振り返りを兼ねて記しておきたい。
3月、東京ビッグサイトで開催された「JAPAN SHOP 2025」特別企画「NIPPONプレミアムデザイン」IDMブース内にて、山久漆工株式会社様のブースデザインを担当させていただいた。
【JAPANSHOP2025】「NIPPONプレミアムデザイン」IDMブース内 山久漆工株式会社展示ブース
その際、展示に用いるテーブルとウォールアートのデザインも手がけた。

テーブル:枡状の漆塗りパーツをずらしながら積み上げる

ウォールアート:黄金比による4パターンの漆塗りパーツにはマグネットが仕込んであり、自在に組み合わせることができる
このふたつのプロダクトが、同年7月、海を渡った。
山久漆工株式会社様が、米国NY展覧会「金継ぎと漆 ― 再生と継承の美―」に出展され、展示品のひとつ(ふたつ)として一緒にNYへ連れていってもらったのだ。
社長の山本様が現地から写真を送ってくださったので、ここに残しておきたい。




山久漆工株式会社様のものづくりが、NYという異なる文脈の中でも、揺らぐことなく受け止められている。現地の空気を直接知っているわけではないが、この写真から伝わってくるものは確かにある。
本展において、デザイナーとして私の名前もクレジットしていただいている。
山久漆工株式会社様のものづくりと思想を、空間とプロダクトを通して支える役割の一端を担えたことを、光栄に思う。
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