date | 2019.3.17
【赤穂緞通】日本三大緞通のひとつ、赤穂緞通工房を見学へ。

赤穂段通

先日の遠足nemi designさんショールーム見学の際、代表の根来エミさんに、もう1箇所ご案内いただいた場所とは。
→日帰り弾丸、早春赤穂!nemi designショールーム見学。

インテリアコーディネーターであればきっと大好物、
なんとなんと、緞通(だんつう)を制作されている工房なのでした。

赤穂段通

 

緞通(段通)とは、分かりやすく言うと「手織りの高級な敷物」ですね。
床敷の実用の他、装飾にも用いられます。
こちらで作っておられるのは
※)日本三大緞通のひとつ、赤穂緞通。

赤穂段通

 

1畳サイズの制作期間は短いもので5か月、この柄の場合はもっともっと時間を要するそうです。
糸を摘む作業は、見ていてクラっとするほど。
お値段を聞いてさらにクラっと・・・いえでも、この作業を見ていれば心の底から納得です。

赤穂段通組成は綿です。
敷物の組成は基本的にウールですが、風土的に羊を育てることができず、綿を使うようになったのだとか。
敷物のシルクは実は一般的ではなく、日本人と中国人が好むがゆえの材料なのだそうです。

 

作業の手をとめて、とても丁寧な解説をしていただきました。
極上の踏み心地♥
です。
赤穂段通

 

 

青、水色、茶は、赤穂緞通の基本色なのだそうです。
柄によって、赤や緑などのアクセントカラーを加えていく、とのこと。

赤穂段通
絢爛な大広間へ、豪華でよく映えるのは、鍋島緞通。
赤穂緞通は、小ぶりでこざっぱりした空間にあると締まる。
そんなミニ知識も教えていただきました。

※)日本三大緞通:鍋島緞通(佐賀)、堺緞通(大阪)、赤穂緞通(兵庫)

 

赤穂緞通は、継承者がなく一度途絶えているそうです。
伝統工芸をもう一度ゼロからというのは、大変なご苦労がおありだったのではと思うんですが
今こうして作られていることへ感謝の念がわいてきます。

聞くと、糸を摘むためのハサミを作る職人さんも激減。
道具がなければ当然作れないということで、そういう意味でピンチにさらされている、とも。
業界を問わず職人さん不足が深刻化、行く末が懸念されますね。

とにもかくにも、大変貴重な機会をいただくことのできた
日帰り弾丸、早春赤穂!
でした。

 

 


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