若草山焼き鑑賞会にお招きいただいた翌日、人生二度目の法隆寺を訪ねた。
今さら「世界遺産です」なんて説明はいらないと思う。ちなみに日本初の世界遺産はここ(と姫路城)らしいけれど、そういうデータや、高市首相と韓国大統領も訪問していたよ、という誰もが知ってる話はちょっと脇に置いておきたい。

書きたかったのは、法隆寺のメインエリア(西院伽藍)をぐるりと囲む回廊のこと。
飛鳥時代を生きた人たちが何か大きな意志を持って作り上げた、圧倒的な空間の広がりに言葉を失う。スケール感がすごい。

ふと、不思議な感覚に捉われる。
今、視界に入っているこの光景は、1400年前を生きた「誰か」が見ていたものと、おそらくほとんど変わっていない。気が遠くなるような時間をすっ飛ばして、当時の誰かと視線が重なっている事実にゾクゾクする。飛鳥や奈良の時代が好きな人間にとっては、たまらない。

コンクリートの建物は数十年で表情を変えるし、街並みなんて数年もあれば塗り替えられてしまう。それなのに。それなのに。
この途方もない昔の光景が、これだけの規模で、しかも木造で、時間を渡って今ここにある。異常なほどの奇跡だと思うのだけれど、興奮しすぎか。
法隆寺がどういう場所でどんな建物で、と拙い説明をするのも無粋。ぜひ調べて、いえ、行ってみてほしい。この回廊を歩いてみてほしい。
きっと興奮 感動が待ってます。
![]() |







